日本人の身体感覚と機能解剖学

2013.08.28 20:12|合気道
機能(経験)解剖学のお勉強をしに京都まで行ってきたんですが。

その前に機能改善体操を習得しに行った時もちょっと思ったことを、強く感じました。

「機能解剖学におけるボーンリズム(骨のリズム)どおりに体を動かそうとすると、合気道で習った体の動きと一致する」

なんという符号でしょう。

アレクサンダーテクニークとかフェルデンクライスメソッドとか直接勉強したわけではないのでそちらはよくわかりませんが、

それらの考え方を応用して、「覚える」のではなく「腑に落とす」ことで体の動きの質を変える。

そんな趣旨で行われた講習会は、目からウロコの「面白い」「そうすればいいのか」と、「この動き知ってる」「あれ、この動きはもしかしなくても」の連続で、

とても面白かったです!!


みなさんは、「合気道」と聞くと、何を思い浮かべますか?

格闘技・武道・痛そう・大変そう・伝統・警察官・お侍さん・・・

男の人がやっている感じが強いかな?

実際、私が行っている合気道の道場でも、女性はごく少数です。
(ほぼ毎回女子は私だけです)

いろんな人が来ます。農家の人、サラリーマン、ボクシングを昔やっていた、学生、整体師(私です)、自衛官などなど。

血気盛んで「勝つ!」「倒す!」という人はいません。おとなしい人が多いです。「護身」であり、「専守防衛」型だからかな?宛が外れた人は居なくなります。

合気道では大会は開けません。優勝者が出ないからです。だって技は全て

「相手が何かしてきたら、その力を相手に返してお引き取り願う」

もの。だから、1対1で戦うとしてもどちらも技を仕掛けられないのです。仕掛ける技がひとつもありませんから。なので勝者を決める大会は開けません。せいぜい演武会ですね。

さて、そんな合気道でどんな稽古をするかといいますと、まずは「姿勢」のチェック。

姿勢が悪いと相手が突っかかってきたときその勢いを返せません。体制が崩れて技が技にならないからです。

なので、毎回準備体操(まえはワンネスリズム体操というのもあったのですが、「ちょっと合気道の稽古でやるには肩透かしというか見学者が残念に思うんじゃないか」という懸念から消えました。あれちょっと良かったのにな…)のあとは、毎回

立ち姿の統一
正座の統一
あぐらの統一
呼吸法   ・・・云々

など、どれか一つ以上行うので、まあ道場によって違いはあるかもしれませんが、私が行く金谷の道場では30分~50分位かけてみんな姿勢を直されます。

いい加減すぐにいい姿勢になれればいいのに、だいたい直されます。

有段者も直されます。

それだけ、普段あまり気をつけていない・・・ごにょごにょ。


押されても ふらつかない。

上から押さえつけられても 崩れない。

前から抑えられていても 歩ける。

後ろから押されても 倒れない。


そんな姿勢は、体に緊張が残っていると作れません。

腑抜けててもダメです。

手は あるべき場所に。

肩は リラックスして。

脚は いつでもすっと進める位置に。

足の指先まで しっかり重さを感じて。

目線は 視野を広く。

頭は 首は 前に出ない、下げない。


腕を動かす範囲についてを例に上げると、

目を閉じて 腕をすっと上げて 重みは下 そのままゆったり広げてブレーキがかかったところで止めて。

そのまま目を開けて 真っ直ぐ向いたまま 視界に収まる範囲に腕があるのが分かりますか?

腕は肩の線より下にないと 重みが上にかかるので 肩が緊張してきます。 

力が入った状態では 体が浮きやすいので 相手に負けてしまいます。

腕の重みは 重力に従って 小指の線側に置くように。

腕を 視界に収まった状態から さらに左右へ広げてみてください。

視界から腕が消えた途端 肩に力が入るのが分かりますか?

相手に何をされるか見えない位置に腕があるということは、そこに技を受けやすい、返せないので自分がやられることになります。

・・・な~んて説明についていかないといけません。

身体感覚が鈍い人は何がなんだかさっぱりです。始めたばかりの高校生とか、よく首をひねったり「わかる?」「わかりません!」の応酬でなかなか先に進めなかったりします。

「いい姿勢は、何者にも揺るがない強い姿勢です」
これは稽古で言われる言葉。

それを習うわけですが、なかなかわからない人は

なぜそこがいい位置なのか。

なぜそう動くといいのか。

ということを、頭で考えてしまう。
頭でっかちであまり体を動かしてこなかった人が体の動きを理解するには、感覚とニュアンスで伝えられる言葉は曖昧で「わかりづらい」。考えるな、感じろ!の世界ですから。

その「なぜ」に機能解剖学で習ったことがマッチする。

合気道が肉付けされて、厚みをましてまいりました。

でも昔の日本人は、私たちの祖先は、そんなこと三つ子の魂百まで!言われなくても知っている・知らないけど知っていたんでしょうなぁ。

まったく、どこに捨ててきたんでしょうか?

探すところから始めないといけないから拾うのも一苦労です。

そんなことに気づきながら、でもそんなのとっくに気づいていた人が沢山いるんだろうな~。

・・・と思っていたら、やっぱりというか何というか。武術研究家の甲野善紀氏とアレクサンダーテクニークとの共通性を指摘しているブログをいくつか見つけました。

ということで、Wikiより比較。アレクさんと甲野さん。

●アレクサンダー・テクニーク(Alexander Technique)とは、心身(すなわち自己)の不必要な自動的な反応に気づき、それをやめていくことを学習する方法。・・・

●古武術的な発想では、筋力をつけるのではなく、「もともとあったのに気づかなかったチカラ」を有効活用することをめざします。・・・


ついでにフェルデンさんも。Wikiより

●動きに伴う感覚に注意を向けることで、動きの質を改善することを目的とする。・・・

切り口が違うだけで、目指す所は同じように思えるのは私だけ?

体のことを知るほど、昔に帰っていきますね。

某ブランドのイージートー○も、木で作ればのめり下駄だよなぁ と思った瞬間、最先端技術が江戸時代にタイムスリップ!とか一人でうひょひょと笑ったんですけど、そんな感じ。ってそんなこと言ったら怒られるかしら?

img64529765.jpgスポーツシューズ (こんなの載せたら怒られr・・・)

img62763833.jpgのめり下駄
着物の下はみんな美脚だったんじゃなかろうか?そんなわけでのめり下駄愛用中。いい!


おぎゃあと生まれて誰に教わるでもなく立ち上がる、生まれ持った体の中に備わっている身体感覚にもう一度戻って、余分で無駄でむしろ悪い体の動きをもう捨てましょう。そうすれば自然と強くしなやかな動きが身につきます。

えー、そういうことをー、皆さんにー伝えていけるようにー、頑張る所存でございますー!

小さい頃から合気道やってた師範の子供たちは、普通にしてても自然体で無駄がない感じで強そう。羨ましい・・・。


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骨まで元気!細胞から活性化していつまでも若々しく
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ぽっぽさん

Author:ぽっぽさん
生息地:静岡県焼津市周辺
趣 味:合気道 NOSS 読書
場 所:からだ工房ぽっぽさん
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